血行を促進させるためのポイント 治癒力をあげる体づくり

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血行がよくなると、体の調子も良くなる…という話を聞くことがあるでしょう。ただ、具体的にどんな事が起こって、なぜ良くなるのかがわからないままでは、血行促進に取り組む意識も半減してしまいます。
血行促進が、体にどんな影響を与えるのか。これを理解して、理想の体作りを始めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


○血行をよくすると免疫力がアップ
全身に張りめぐらされた血管の中には、絶えず血液が流れています。そして、血液は、全身に必要な栄養を届け、老廃物を排出する大事な役割を担っています。
血液が全身にきちんと流れることで、健康な体を維持しているのです。

 
●ドロドロの血では十分に働けない
血液のよしあしの目安として「サラサラ」「ドロドロ」ということばで状態を表すことがあります。
これは、血液の粘性の状態を指しています。ドロドロの血液は毛細血管をスムーズに流れることができず、血液に硬さが現れます。サラサラの血液は、血管の細さに関係なく全身にしっかりと行き渡ることができます。
血液の粘土には、血中成分の白血球、血小板、赤血球が大きく関係しています。特に白血球は、体に侵入した細菌やウイルスを攻撃して、体外に排出する成分です。体の免疫力を挙げるには、血中の栄養素(タンパク酵素)が活性化し、白血球が十分に働ける環境である「サラサラ」の血液を保つことが大切です。

 
○血行促進に効果あり 入浴で体温上昇を
体がもつ自然治癒力をあげるために、血行を促進して新鮮な血液を全身に送ることはとても重要です。
しかし、病床に伏している人は安静状態が長くなるので、血液が十分に循環しない環境にあると言わざるを得ません。
ストレッチなど、軽い運動をして筋肉を刺激すると、血管の収縮がおきて血行も良くなります。ただ、寝たきりの人は運動そのものが難しく、血行が悪くなりやすいです。

 
●マッサージと入浴で血行促進 体温を上げる
血行が悪いと体温が低くなり、免疫力が下がります。これは、血中に取り込んだ栄養が低体温で十分に機能しないため。ならば、体温を上げて全身の血流を促しましょう。
最も簡単な方法はマッサージです。介助人の手で軽くマッサージをすると、手が触れた部分に体温が伝わり、皮膚と筋肉が刺激されます。
また、入浴して体を温めると、血行が促されて免疫力も活性化し、自然治癒力がアップします。全身入浴が難しい場合は、足浴でも効果が期待できます。
体(血液中)の水分が不足すると粘度が増すので、水分をしっかりとることが大事です。
必要十分な水分と、活性に役立つ栄養素を体に取り入れて血液をサラサラにしましょう。そして、血行をよくして体が本来持っている治癒力をアップさせ、ウイルスや細菌の影響を受けにくい体を目指しましょう。

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