褥瘡で炎症がおきたらデブリードマンで治る?

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褥瘡などの経験がない人であれば、デブリードマンという医学用語を知らない人も多くいるのではないでしょうか。簡単にいうと、このデブリードマンとは、血流が途絶えてしまった組織を薬等、メス、ハサミを用いて取り除き、血行を再生して傷の治りをよくしていくことなのですが、褥瘡などが深部まで広がってできる炎症にも効果があります。

■炎症の長期化防止は褥瘡治療の最重要課題

この炎症というのは、長期化する傾向がありどんどん炎症部分が増えていく、とても厄介な性質があります。この褥瘡の悪化していく傷を、いかに患者に負担をかけずに処置することができるのか、つまり「デブリードマン」を実施することが求められているのではないでしょうか。よって、褥瘡により進行がすすんだ感染で、周辺の組織(細胞)の炎症部分にデブリードマンを実施するタイミングや、予防することの大切さを一緒にみていきましょう。

■デブリードマンのタイミングを判断しよう

デブリードマンは、感染や炎症を抑制するために行う処置という説明を上記でしましたが、一方では緊急性があるものではなく、またデブリードマンを行うような傷かどうかというのも判断しなければいけません。

また、このデブリードマンを行う主な処置というのは、褥瘡で、特に「ベッド等で長い時間同じ体勢でいる」ことでお尻(臀部)の部分に圧迫が加わることで擦れ(ずれ)等が原因となり、骨の出っ張り部分に起こることが多いです。

以上のことから、擦れや炎症の程度を確認してデブリードマンを行うタイミングというのが大切といえます。

■褥瘡で炎症がでた場合どうすればいい?

傷というのは、時間の経過とともに変化(悪化など)することがありますので、傷の状態をよく確認して、その時に合った対応(処置)をしましょう。

つまり、その時にあった対応(処置)をすることで、傷を早期に治すことができる可能性がありますので、もし褥瘡になったと感じたときには、よく傷の状態を確認し、創部をしっかりと洗浄する等の早めの対応したうえで、「デブリードマン」を実施する必要な状態かどうかを判断しなければいけません。

判断を誤り、傷の状態に合わない処置(塗り薬など)を使っていると、傷を悪化させる原因になる可能性がありますので注意しましょう。

■デブリードマンで良好な創

いかがでしたでしょうか? このように、褥瘡によりおこった炎症というのは、デブリードマンでキレイに取り除き、患者に出来るだけ負担がかからなくなるような状態にすることができるといったメリットがあります。また、炎症や感染が進みすぎて、悪化した部分が完全に取り切れなくても、キチンと洗浄しデブリードマンをして予防することが大切といえます。そうすることで、「良好で綺麗な創」となり他の細胞組織への影響を防止することになるでしょう。

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