褥瘡水疱になったら!

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褥瘡とは、一般の健康な方には、遠い言葉だと思いますが、ねたきりのお年寄りや、車いすの障がい者には、かなりつきまとう、キーワードになるのではないでしょうか。今回は、その褥瘡の水疱という、キーワードと対処法を、解説していきたいと思います。

■褥瘡とは?

まず初めに、褥瘡の解説から説明いたします。褥瘡は寝ている体位などにより、発生する場所は様々で、特に体重がかかり、骨が突出(脂肪や筋肉が薄い場所)している部位に、発生しやすいのです。寝ている人や車いすの人などは、1日座りっぱなしから臀部(お尻)にできてしまうこともあります。

■褥瘡のでき始めから水疱まで!

皮膚が発赤するのが褥瘡のできはじめです。指で押し、発赤が白から発赤に戻るかで、判断してください。発赤に戻るなら褥瘡が発生している、ということなのです。ここから、薄く水ぶくれ(水疱)ができて、ベッドへの移乗や、車いすの移乗、摩擦やずれ、処置など、水疱が破けて、びらん(ただれた)状態になります。ここからの処置次第では治る可能性もありますが、状況により皮膚が壊死して黄色から黒えと変化し、周辺が炎症を起こし赤く腫れもします。ひどくなると感染症をおこし膿がたまり、高熱が発生する場合もあります。

■水疱への対処法!

褥瘡の水疱への対処法は、水疱が破けていないのか、破けているのかで対処法が違います。破けていないのなら、なるべく破けないようにガーゼなどで上から押さえてあげ、可能な限り圧迫しないようにするなど、トランスファー(移乗)などに気を配ることが大切です。

水疱が破けてしまった場合、びらん(ただれる)ので、ここからはドレッシング材などの利用を、おすすめします。現代は、ドラッグストアにも、かなり良いドレッシング材と同等の性能の物が増えていますので、そちらで対処を行ってもいいでしょう。医師に相談し、素早い治療を行えば、早い完治が望めます。

■まとめ

基本的に水疱になる時点で、傷になっているということです。処置の内容では入院になる可能性も多くあります。膿などから壊死組織の除去など、感染症になることもありえます。日頃から体位変換やプッシュアップなどケアを怠らず、褥瘡になっていないか観察し早期発見、早期治療などをこころがけ、医師に相談して正しい処置の仕方を習い対処するのが得策です。

褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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