座位で褥瘡を緩和する対策とは? ~褥瘡は阻血性障害に陥ること~

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寝ている状態でも起きて座位になっている状態でも、身体を定期的に動かさなければ褥瘡になる可能性があります。寝たきりの高齢者や障がい者(下半身まひ)などに、多く発生する可能性があり、いろいろ対策が必要になります。今回は、座位の状態やどの箇所にできやすいのか、対処の仕方などを調べていきたいと思います。

褥瘡ができやすい箇所とは?

寝ていても起きていても発生しやすい箇所が、「腰回り」になります。褥瘡の大半が「腰回り」に集中しています。本来、褥瘡は骨が突起している皮膚が薄くなっている箇所にできやすく、座位の場合などは仙骨や臀部に多く発生などが見られています。

またベッドや椅子だけではなく車椅子に移乗している場合などには、お風呂上がりなどのフットレスなどでも素足で長く乗り続けて、踵などにも褥瘡を発生させてしまう場合があります。ベッドから車椅子への移乗、また車への移乗などで発生する可能性なども多くあります。

座位の緩和対策

本来、寝たきりの高齢者や障がい者以外の方なら、食事をするにしても車椅子に乗るにしても座位になるわけですので、しっかりその部位の緩和を考えなければいけません。ベッドに車椅子などから移乗する場合などには、擦れなどを気にしましょう。また、車椅子での座位姿勢に対して、褥瘡予防を目的とした車椅子と座位の調節も考える必要があるでしょう。

寝る場合には褥瘡がある部分を避け、右左できるなら横向きなどで、時間的に交互に体位変換することが望ましいです。ベッドや車椅子などでも横にクッションなどを入れて、身体を定期的に軽く傾けてあげることもかなりの頻度で緩和に繋がります。

体位変換やプッシュアップなどは、2時間~4時間ぐらいの間になるべく行えるように心がけするのが望ましいです。

まとめ

褥瘡ができる方は寝たきりの高齢者や下肢に障がいなどがある車椅子、糖尿病などの疾患持ちの方などが多く見られます。どんなに対策を考えていても健康面の状態や不衛生など、発生する可能性は病気の人には多くあります。早期で治癒すれば幸ですが、酷くなれば長期の入院や大手術なども考えられます。簡単に考えず、担当医師や看護師に相談することも対策の一つにもなります。

また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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