初期の「床ずれ」どう向き合う?対処法とは?

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「床ずれ」になる初期症状の段階では、ある程度の安静としっかりしたケアで早期(1~2週間)に治癒する場合もあります。個人差により治癒の時間には違いがあり、さらに酷くなる可能性もあり、2~3ヵ月かかる場合もあります。感染症になるとさらに状態は酷く、1年未満という可能性もでてきます。
今回は初期の床ずれが出来た場合、どう向き合うか対象法を調べて行きたいと思います。

最初の発見対処法とは?

「床ずれ」の初期は「発赤」から始まります。まず考えられるのは、発赤が発生した場合、自身の目で確認できる状態にあるかです。

寝たきり(お年寄りや何かしらの疾患持ち)の方なら、当然自宅療養か介護施設または病院などに入院しているわけですから、ケアする方がいるはずです。見てくれている人が、どのくらいの関心があるかにもよりますが、毎日接して介護やらケアをしてもらっていれば必ず体の変化に気付くはずです。

そこで「発赤」が見つかった場合は、「指押し法」でその「発赤」を3秒間ほど押して離した時に、白くなるかそのままの「発赤」の状態を維持しているかを確認します。「発赤」のままなら、「床ずれ」になっている可能性が大きいです。

床ずれになった最初の対処法とは?

発見を確認したら、まずは緩和を心掛けます。「床ずれ」はほとんどが継続的な圧迫が皮膚にかかり、血流が悪くなることで発生するので、この継続的な圧迫を緩和させるために「体位変換」を使います。

圧迫されている以外の方向に向きをかえて、圧を取り除く「除圧」を行います。また寝たきりの場合、動かす動作や移乗などによりベッドに擦れて酷くなる可能性もありますので、「発赤」の上から薄くガーゼなどを貼って保護することが望ましいです。

ガーゼを貼る際、テープにもいろいろ種類があり貼り続けているとかぶれたり処置で剥がすときに傷になる場合もありますので、ドレッシング材(外用薬なし)で対処を行ってください。

車椅子の方の対処法

寝たきりのお年寄り以外に、疾患持ち(脊髄損傷など)車椅子に乗っている方も多くいます。その場合、車に移乗して仕事をこなしている方は座位状態を維持しているわけですので、負荷も臀部の部分に多くかかります。

「体位変換」と違い車椅子の場合、プッシュアップで除圧を行いますが自身ではなかなか臀部まで確認することは難しいはずです。そのため、自身で「発赤」を見つけられない場合が多く、そこを超えて傷になっていることが多いです。

浸出液や熱が出て気付く場合もあります。その場合ですと、「発赤」を通り越し間違いなく「床ずれ」になっているでしょう。この場合、自身で緊急に対処するのはドレッシング材(外用薬入り)などを貼り、早期に病院で担当医師の指示を仰ぐということです。深達度があれば入院の可能性もありますので、しっかり医師などから助言をもらうことが対処法になります。

まとめ

「床ずれ」を見つけたら、自身で対処するのではなくまずは担当医師に相談を心掛けましょう。早期の対処が重要です。

また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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