- 2016-7-10
- 血行促進
人の体内に存在する血管には様々な種類があり、しっかりと太さのある大動脈血管から、細い毛細血管まで全身に張り巡らされています。
血管は酸素や栄養を運ぶ役割をしているので、適度なやわらかさやしなやかさを保っている状態が理想的です。
血行が悪くなる理由としては次のようなことがあげられます。
原因1.運動不足
血行が悪くなる原因はまず運動不足が考えられますが、体に適度な筋力がなければ血液を全身に送り出す力が不足していることになります。
原因2.同じ姿勢
長時間同じ姿勢でいる場合でも血液の巡りは悪くなってしまいますし、汗をかかない生活をしている場合には水分補給を怠ってしまうことで血液がドロドロになり血行不良となりやすいでしょう。
原因3.栄養不足
偏った食生活脂質を摂り過ぎると血液はドロドロになって血行が悪くなります。脂質だけでなく、コレステロールや炭水化物も同じです。
原因4.ストレス
自律神経の乱れの原因になるストレスも血行不良の原因です。体の色々な部位が正しく機能するのは自律神経による命令が正しく行われているからです。
何らかの原因によって自律神経が影響を受けると、血管は収縮し血行が悪くなります。そうなると栄養が必要な場所に届かなくなってしまい、体の不調起こす原因となります。
血行が悪くなると肌は老化する
血液の巡りが悪くなると、体内の栄養を必要としている場所に行き届かなくなり、老廃物も溜まる一方なので新陳代謝が悪い状態になります。
定期的に肌が生まれ変わるターンオーバーがスムーズに行かない状態になれば、しわやシミ、くすみ、吹き出物など様々な肌トラブルが出現します。
肌を守る機能も低下していくため、肌の老化を食い止めるためには血行を良くすることが必要になります。
血行を良くするために必要なのは?
若い世代は細胞分裂が盛んな時期なのに対し、高齢になると細胞分裂も低下して毛細血管は衰え減少していきます。
筋肉は血流を補助する働きがありますので、運動不足は筋肉を衰えさせ血流を悪化させます。
運動不足の改善が難しい場合
身体が元気であれば、ウォーキングなど軽い運動から始めることもできるでしょう。
しかし起きあがることができない、歩くことができないという状態の人の場合、運動不足を改善することは難しいです。
そのような場合にはマッサージによって血行を良くすることができます。大切なことはやり過ぎないこと、そして強度過ぎないことです。
また、患部を集中してマッサージするより広範囲に行うほうが良い場合もあります。
肌に負担をかけない改善方法で
血行が悪いと冷え、肩こり、疲労の原因だけではなく、寝たきり状態の場合には褥瘡(じょくそう)を作る原因にもなります。
新陳代謝を高めるためにもマッサージを行うなどが必要ですが、きついマッサージは傷を付けたり負担になるので行わないようにしましょう。