- 2016-7-17
- 腰痛(肩こり・筋肉痛), 血行促進, 褥瘡(床ずれ)
心身や脳に疲労を感じている場合、血流を改善することで症状を緩和したり改善することができます。
使わない筋肉は血流を悪くし、体に疲労感を与えます。筋肉をほぐすためには血流改善が必要になりますが、そのためには生活習慣の見直しを行うことが必要です。
血流を改善する方法とは
血流改善で疲労回復するためには次のようなことの中からできることを行ってみましょう。
・ウォーキングなどの運動を続けて行う
・患っている病気を治療する
・食べ物からしっかりと栄養を摂る
・ストレスや精神的疲労を解消する
・体をしっかり温める
などです。
運動不足は血流悪化の原因
寝たきり状態の人や足が不自由で車椅子を使って生活している場合、運動不足になることは否めません。
しかし運動不足の解消をすることは血流を改善するために最も効果的な方法と言えます。
運動がもたらす作用とは
運動を行うことで毛細血管は発達し血管を開きます。血小板の凝縮も抑えますし、筋力を発達させ筋力のコリをほぐしてくれます。
・血流量と毛細血管を増やす
毛細血管は年齢と共に衰えて減少していきますが、心拍数を上げると体温は上昇しますので血流量を増加させます。
一時的に増加した血流量によって新たな毛細血管が出来たり、それまで使われていなかった毛細血管が復活して通常時の血流量も増えます。
特にウォーキングなどの有酸素運動は毛細血管を増やし発達させます。
・血管を開き血小板の凝縮を抑える
有酸素運動によって発生する一酸化窒素には血小板の凝縮を抑える作用と血管拡張作用があります。
血管が縮み血小板が凝縮すると血流は悪化しますが、一酸化窒素はこれらを改善します。
・筋肉を発達させる
筋肉が動き静脈が押しつぶされることで、心臓から出た血液が早く心臓に戻ることを助けます。
第二の心臓と呼ばれている足の筋肉は、鍛えれば血流量が多い足の静脈の血液を素早く心臓に送り返すため、全身の血流が良くなります。
・血流を阻害するストレスの解消にも
精神的ストレスが出ると、ストレスに対抗するために体内で一時的にアドレナリンが分泌されます。
それによって一時的に血流が良くなりますが、恒常的に続くことで副腎疲労やうつ病といった疾患につながります。
いずれはアドレナリンやノルアドレナリンを出すことが出来なくなり、無気力になって血流も悪くなります。
運動不足によりリラックスできる状態になれば、副交感神経の働きが活発化して毛細血管への血流が良くなります。
血流を改善して疲労の回復を!
常に同じ姿勢でいることで動かない筋肉はエコノミークラス症候群のようにかたまって血流を悪化させます。
疲労が溜まっている場合は運動をするとさらに疲れると考えがちですが、血流を促すことで疲労は回復されていきます。
疲労を溜める原因となるのは血流の悪化による筋肉のコリとかたまりです。
筋肉のコリをほぐすために、ストレッチやマッサージによる運動を行うようにしましょう。