血流が良好に保たれている体は、体の内側が非常に元気になります。体の内側と言うのは、内臓などの臓器はもちろんですが、自律神経やメンタル面が前向きで明るく保たれるかどうかも含みます。体の血流を良くするためには、毎日の食事で充分な栄養を取り入れることが何より先決で大切なことだと言えます。

○血流が良くなることの効果

血行改善を行うと、疲労物質の循環と排出を速めて、元気な体を維持することができるようになります。思い通りに体が動けば、心も軽くなるような気分になれます。前向きなメンタルの状態は行動を引き起こし、自発的に物事に取り組む姿勢がみられるようになり、毎日きちんと活動することで自律神経を整える作用もあります。血流が良好な状態を作り出すと、自然とプラスのサイクルに入りこみ、そのサイクルは循環して結果として健康な体を作りたくなるような、心身軽やかな状態に変わります。

• ビタミン類を多く摂取

血流を良くするために効果が高いと言われているのがビタミンＣです。美肌の効果があるという理由で、女性が積極的に取り入れている印象があります。しかし、血液中のコレステロール代謝の促進や、抗疲労作用など、働く男性にもうれしい作用が多くあるのが特徴です。ただ、ビタミンＣは水溶性なので、食後や大量の水分と一緒に取るとすぐに体から排出されてしまいますので摂取する時間帯等に気を付けるようにしましょう。そして、ビタミンＥを含む食材も積極的に取り入れましょう。血行をスムーズにする効果が期待できるビタミンです。抗酸化作用が期待できると言われています。プラスして鳥の胸肉やレバー、卵、納豆に多く含まれている、「パントテン酸」という成分をチェックしておきましょう。血中のコレステロール値を正常な状態に保つ働きがあるため、血がドロドロになりにくく、善玉コレステロールを増やします。コレステロール値を適正に保つ働きもあり、「血液が健康な状態」を維持するためには欠かせない栄養素の一つでしょう。

○体を温めて血流改善

体の冷えを感じている人は、まず血流を良くする必要があります。血液の流れが悪い所は、良くするために作用する血中の物質を食事で取り入れますが、冷えそのものが良くなった気がしないという人は、ふくらはぎの皮膚を柔らかくしてみてください。皮膚は栄養が行き届いているかどうかのバロメータとなります。皮膚が健康であれば、表面柔らかい素肌になるでしょう。ふくらはぎは、体が冷えるとむくみやすい箇所です。そして冷えて非常に硬くなります。ふくらはぎは心臓のポンプのように、血液を押し出す力が強いため、ふくらはぎを温めて活動的にしておくと、血流も良くなります。