寝たきりでも気分爽快!! シャンプーケア

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寝たきりの人をお風呂に入れるのって難しいですよね? 体は拭いてあげてさっぱりさせることができますが、頭は洗ってあげることが中々できないものです。そこで、今回は寝たきりの人をシャンプーする方法についてご紹介していきます。

■準備するもの

◎お湯
髪を洗う、濡らすためのお湯をバケツに準備しましょう。お湯は40度程度が適温とされます。また、実際に髪をぬらすためには、ペットボトルの底に穴を数か所開けてお湯を入れると、シャワーのように使うことができます。

◎ビニールシート
ベッドや布団を濡らさないようにするために、ビニールシートを敷きます。

◎洗面器
頭の下に置いてシャンプーやすすぎの際に使用します。

◎タオル
髪を乾かすにはもちろん、体勢がキツイ時に首から頭にかけて敷くために使用します。

◎シャンプー
シャンプーはリンスインシャンプーの方がお湯の量を節約できるため良いでしょう。

■髪を洗う前に

髪を洗う前に室内の温度を確認しましょう。寝たきり、特に年配の方の場合は体調を崩すと重症化しやすいため特に気をつけましょう。温度は22度~26度程度とし、できるだけ短時間で洗髪をするよう心掛けましょう。

シャンプーをする前には、櫛で髪を梳いて汚れを浮かしてから洗髪を行うとより綺麗に洗うことができます。また、本人の体調にも気を使い、介護者の体調がすぐれない場合などには、髪を洗うのをやめることも選択肢として持っておきましょう。

■髪を洗う際のコツ

①体勢を整える
ビニールシートの上にバスタオルを敷いて、その上に上半身がくるように仰向けに寝かせます。そして、首の下に枕などを敷いて高くし安定させ、後頭部の下に洗面器を置きます。美容室のシャンプー台をイメージしましょう。体勢がキツイ場合は、背中の上から首にかけて座布団やタオルなどを敷くと安定します。

②髪を濡らす
体勢が整ったら、洗面器にお湯を入れ頭の位置が首より下になるようにします。そして、根元からゆっくり髪を濡らしていきます。底に数か所穴をあけたペットボトル(=簡易シャワー)を使うと、簡単に濡らすことができます。この時、上記でも話しましたが、事前にブラッシングして汚れを浮かしておくと、綺麗に洗えます。

③シャンプーで洗う
全体的に、髪を濡らしたらシャンプーで洗っていきますが、耳に泡が入らないようにしましょう。このときに、耳栓をして洗うと耳に泡が入らないので安心して洗うことができます。

④髪をすすぐ
シャンプーが終わったら、簡易シャワーを使って髪をすすいでいきます。襟足や耳の後ろは泡が残りやすいため、しっかりと洗い流しましょう。このとき、泡を拭きとってから洗い流すと少ない量のお湯で洗い流すことができます。

⑤髪を乾かす
最後に髪を乾かしていきますが、乾かす前に、軽く手で水分を絞って頭全体をタオルで包み込むようにして水分をふき取りましょう。そして、ドライヤーで根元からゆっくりと乾かしていき終了です。

■まとめ

今回は寝たきりの人をシャンプーする方法についてご紹介してきましたが、大切なことは本人の体調に合わせて行うことです。また洗髪をしてあげるのが難しい場合は、「訪問理美容」や「訪問介護」などもありますので、そちらも検討してみると良いでしょう。

寝たきりは褥瘡リスクも高くなりがちです。褥瘡ケアには効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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