- 2018-10-31
- 腰痛(肩こり・筋肉痛)
寝たきりになってしまった、特にお年寄りなど、普段体を動かす機会が少なくなり長時間の背中への圧迫により、体勢によっては腰痛になり、ひどくなれば違う痛み(床ずれ)などを、発生させてしまうかもしれません。ご自身や介護者など、どういった対策などが必要になるのかを、予防・対処などを解説していきたいと思います。
■腰痛とは?
腰に痛みや炎症などを感じる状態が一般的に腰痛と判断されます。その腰痛が発生した期間によって、急性、亜急性、慢性で分類されます。
大抵の腰痛は発症して40~90%のケースで急逝、亜急性どまりで改善されます。ですが、急性患者の3分の1の方は1年後などに慢性化となり、5分の1の方は活動に重大な支障となる重度な腰痛になります。
■寝る際定期的に体を動かす!
寝たきりになり、寝返りが少ないのも、腰痛の原因になります。お年寄りになれば特に同じ姿勢の方が多いのではないでしょうか。安静状態の寝たきりなら背中などの血流が悪くなり、痛みも伴い腰痛となります。正しい寝る姿勢をとることは、腰痛を予防するうえで非常に重要です。数時間おきなどに、寝返りをうたせて体位変換するのも、腰痛及び床ずれ予防になります。
■寝る際クッションを置く
直でベッドに横たわると、腰に圧迫の負担がかなりかかり腰痛が発生する可能性もあります。腰痛を和らげるため、圧迫の箇所にクッションを挟むのも効果的で、腰痛予防なります。マット、クッションなどを使って腰を浮かすことで、背中全体の圧力が分散されるので、普通の状態よりも、負担を軽減できます。枕やバスタオルを丸めるなどして代用し寝ている方の様子をうかがいながら、位置を調整するのが望ましいです。正しい姿勢で寝られるようにシーツなどのシワがないか確認し、ズレや摩擦などでの床ずれ防止になるよう配慮します。
■腰痛を治す動かす力
本来圧迫している部分をほぐし、血流を改善しなければいけません。入院している方はOT(作業療法)などができる環境で、寝たきりの方なら介護者が、全身の筋肉や関節を動かしてあげるのが効果的な腰痛対策になります。とにかく適度に筋肉を動かすのが腰痛を改善する近道なのです。寝たきりの方はレベルにもよりますが、体を起こし運動するのが一苦労なのです。
■まとめ
寝たきりの高齢者を介護の場合、体の部位などに、圧力など負担が掛からないように、適度に体位変換したり、高さなど調整してあげることが、大切です。このとき無理に体位変換せず、なるべく負担がいかないよう高齢者の気分を配慮しながら実行することが望ましいです。介護の方でも手に負えない腰痛を要する緊急事態なら、救急車を呼ぶなどしてでも病院を受診することをお勧めします。
褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。