冬になると、乾燥肌であるなしにかかわらず、体にかゆみが出てくる方がいます。今回はこの原因は何なのかを解説していきたいと思います。かゆみは初期の褥瘡にも繋がる症状なので甘く考えてはいけませんよ。

■かゆい？　かゆくない？　どうして？

冬に体がかゆくなることがあり、保湿クリームを塗ったりして対策を施すかたもいますが、対策してもかゆみが治まらないのは乾燥肌が原因ではないからです。体の外側に原因があれば、保湿クリームだけでも対処はできるのですが、原因は体の内側にあります。

■かゆみの原因は血行不良

血行が悪くなると、体にかゆみが出てきてしまうのが原因です。寒い場所から暖かい場所へ移動すると血管が普段より大きくなり、これがかゆみの原因繋がります。

血行が悪い人は血流が遅くなることから、熱を運ぶ量もそもそも少ない状況にあります。このため、冷えた体を温めるため、多くの熱を運ぼうとする必要にある場合、血管を細くすることで血液にかかる圧力を高め、血液の流れるスピードを上げ、体温を上昇させていきます。

寒い環境から暖かい環境に移動すると、血液による熱の移動をする必要がなくなることから、血管を細く抑えていた圧力が一気になくなります。その時、血管のすぐ近くにある神経に一時的に血管が膨らんで触れ、刺激してしまうことから体にかゆみが発生するのです。

■かゆみの対処法

一時的な対処法は、水で冷やします。体にかゆみを感じたとき、水でかゆい部分にあてます。あてることで広がりすぎた血管が、神経を刺激しない太さに戻るので、かゆみが収まります。お風呂などで、半身浴と足だけの温冷交互浴も疲労効果もあり、血行を良くなるのでお勧めです。

■血行促進には食も重要

かゆみを解消するために、血行を根本的に良くすることが必要ですが、食によって血行を促進することも可能です。シナモンの食材は1日スプーン一杯程度で血行を良くする効果があります。血管を良くするために、玉ねぎやオリーブオイルも効果的です。

■血行マッサージ！

そして体の中でも太ももは大きい筋肉と血管があり、マッサージをすることで血行を良くなります。ふくらはぎも第2の心臓といわれる箇所ですので、マッサージは効果的です。そして足の指です。あまり触れない場所になりますが、足の裏と同様にツボがあるので、足の指の間に手を入れて刺激するのも、血行をかなり刺激し新陳代謝も上げる効果もありかなり良くなります。

■まとめ

褥瘡は血行不良が引き起こす病気です。特にその初期段階において発生する、かゆみ等を見逃してしまうことは、症状悪化を招くことにもつながります。たかがかゆみと軽く考えず、血行促進に効果のある対策を積極的に行っていきましょう。

褥瘡ケアには効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。