褥瘡圧迫の脅威!

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褥瘡になる訳はどういったものでしょう。長時間寝ているとき、長時間の座位の体制など、体重で長い時間圧迫された皮膚の細胞などに、十分に酸素や栄養がいき渡らなくなり、褥瘡になります。体位変換や無意識に寝返りをうてない寝たきりのお年寄りや、下半身麻痺などの障がい者に多く、褥瘡が発生する可能性があります。今回は問題の圧迫などが、どういった状況で発生するのかを解説していきたいと覆います。

■体重がかかりやすい部位!

◎寝ている状態、仰向けの場合!
・後頭部
・肩甲骨部
・肘部
・仙骨部
・踵骨部

◎寝ている状態、横向きの場合!
・耳介部
・肩峰部
・肘部
・腸骨部
・大転子部
・膝関節部
・外果部

◎寝ている状態、うつ伏せの場合!
・耳介部
・肩峰突記部
・乳房(女性の場合)
・性器(男性の場合)
・膝関節部
・趾部

◎座位の状態
・後頭部
・肩甲骨部
・仙骨部
・坐骨部
・踵骨部

◎車椅子座位の場合
・肩甲骨部
・坐骨部、尾骨部
※褥瘡は骨の出っ張りのある様々な部位に発生するので全身をくまなく診ることが重要です。

■褥瘡の発生前ぶれは?

褥瘡のできやすい部位の圧迫により皮膚が発赤した場合、褥瘡であるのか確かめるため、人差し指で発赤部分を3秒ほど軽く圧迫します。押したとき白く変化して、離すと再び発赤するのであれば褥瘡にはなりません。押した状態で発赤が消えないなら初期の褥瘡発生になります。

■褥瘡発生後の対処法!

寝ている場合などはクッションや枕を使い圧迫している部位に空間を作り、圧がかからないように工夫するのが望ましいです。それと並行し、発赤部位の皮膚が圧迫されないよう体位変換します。体位変換後、発赤部位に手を入れて圧迫がないか確認するのが良い方法です。

車椅子などは、なるべく乗る時間を少なくし、こちらも発赤の部分に空間ができるように工夫しなければいけません。空間がつくれない場合は、数時間おきにプッシュアップや体位変換でケアすることが望ましいです。

そしてなにより病院受診です。褥瘡の傷になっているということは、この先、ひどくなる可能性もあるわけですので、専門的な医師に相談し判断を仰いで早々とケアするのが先決です。

■まとめ

褥瘡は、かなりひどいものだと、生命にかかわる重要な可能性もでてきます。そうならないためにも、日頃から自身の身体などを観察し、どこに圧力がかかりすぎているのかを把握し、体位変換やプッシュアップなど積極的に行うことが望ましいです。

褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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