- 2019-8-21
- 褥瘡(床ずれ)
寝たきりのお年寄りや脊髄損傷(障がい者)、または何かしらの疾患持ち(糖尿病)の方などは、床ずれや褥瘡になりがちになります。床ずれや褥瘡は一般の方からすると、馴染みがなく、どんな病気なのかと思うかもしれませんが、この2つの言葉は同じ意味になります。
今回は「床ずれ」=「褥瘡」とは、どんな病気なのかと対策を調べていきたいと思います。
「床ずれ」・「褥瘡」とは?
寝たきりの場合(高齢者)や体に麻痺(障がい者)、何かしらの疾患持ちの方(うっ血性心不全・糖尿病)など自身で体の向きや体制などかえられえないと、体重によって圧迫が継続的に皮膚に加わります。それによって、組織障害と壊死に繋がり「褥瘡・床ずれ」になります。
褥瘡(床ずれ)は本来「褥創」と説明されていましたが、現在は「縟瘡」といわれています。この違いは1つの「創」は傷、もう1つの「瘡」はデキモノとしての意味があります。
「創」が「瘡」と使われるようになったのは、褥瘡(床ずれ)の成り立ちに関係があり、形態と状態がいろいろで症状も非常に複雑です。的確な予測や評価をし、科学的根拠に沿った治療をしないと治りにくく、ひとつ間違えば命の危険もあります。
「褥瘡」=「床ずれ」の対処法
症状を発生させてしまう方の状態は様々でも、対処法はさほど違いはありません。一番の問題は、ベッドに寝ていても座位の体制でも「圧迫」が原因になります。その圧を緩和していくのが対象法となります。骨が突起していて皮膚が薄い部分からの発生が主なので、そちらを念入りにケアをしていけば床ずれ=褥瘡を事前に防いだり、圧の緩和になります。
圧の緩和はどうすれば良いか?
寝たきりの方でもある程度動ける方でも、圧の緩和は同様ですが、寝たきりの方でも動けない方、車椅子や座位でも自身の体を持ち上げられない方などは、どのような緩和の対処法があるかを紹介していきます。
寝たきりや車椅子(座位)の方の対処法
ベッドである程度動ける方は床ずれ=褥瘡がある箇所を避け、右左仰向けうつ伏せと方向をいろいろ変えて、定期的に向く体位変換する事が緩和になります。
動けない方などは、症状が発生していない箇所にクッションなどをはさみ、軽く浮かせることで体位変換と同様の効果になり緩和が望めます。寝たきりでも座位になれる方は、車椅子などに移乗させることで圧の緩和にもなります。
本人が自覚できるのであれば、2時間から4時間ごとにプッシュアップなどで体を浮かすことで緩和になります。車椅子に乗れる状態なら、プッシュアップはもちろんの事膝などを持ち上げて定期的に浮かすことで圧の緩和になります。背もたれや車椅子の横側に、クッションを挟むことで緩和もできます。
まとめ
床ずれ=褥瘡はなる人も様々ですが、治癒にも圧だけではなく、血行を良くする食べ物や体を清潔に保つことなどいろいろな事があります。気を付けていても、症状が表れる可能性は無数にあります。その場合、自身でケアするだけでなく、担当医師や看護師に相談することも重要になります。
また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。