- 2018-9-3
- 褥瘡(床ずれ)
日頃から介護者やご自身で体のケアを行っていないとできてしまうのが、褥瘡です。体位変換やプッシュアップ(除圧)など様々な取り組みでご自身の体をメンテナンスしていないと、取り返しのつかないことになってしまいます。身体をケアすることも大切ですが。褥瘡になりにくい体を作ることも大切です。今回は褥瘡になりかけ、またはなってしまった方などにおすすめする、褥瘡に対抗する栄養素と補助食品をご紹介します。
■褥瘡に必要な栄養素と補助食品は?
◎たんぱく質
皮下組織の再生に不可欠の栄養素。
・1日の必要量は1.1~1.3g/㎏
・高齢者や褥瘡患者は1.25~1.5g/㎏
・血清アルブミン値3.5g/dL以上
【おススメタンパク質補助食品】
・明治メイバランス
・ヨーグルトテイスト
◎血糖
糖尿病患者は炎症反応の制御などで褥瘡ができやすくなります。
・血糖値は空腹時80~110㎎/dL
【おススメ血糖補助食品】
・ルックルック
・イヌリン
・プラス
◎鉄
鉄の採取量など摂取たんぱく質量以上に褥瘡発生の目印になります。
・1日の必要量は男性6.5㎎女性6.5㎎
・血清鉄は基準値80~160µg/dL
【おススメ鉄補助食品】
・美めぐり習慣
・さくらの森
◎亜鉛
亜鉛が欠乏したことにより褥瘡の原因となり得ます。
・1日の必要量男性8㎎女性7㎎
・血清亜鉛基準値70~150µg/dL
※血清亜鉛値が基準値70~150µg/dL以下なら補充する必要があります。
【おススメ亜鉛補助食品】
・エクシードオイスターH2Plus+
◎銅
コラーゲンの強度増強に不可欠な要素、銅が不足するとコラーゲン合成能が低下し治癒が遅れます。
・1日の必要量男性0.8㎎女性0.7㎎
・血清銅基準値80~130µg/dL
【おススメ銅補助食品】
・緑の習慣
・タケダのユーグレナ
◎カルシウム
褥瘡の治癒家庭などでカルシウム不足するとコラーゲンが架橋形成不全をきたします。
・1日の必要量男性750㎎女性650㎎
【おすすめカルシウム補助食品】
・雪印メグミルクダイレクト
◎ビタミン
褥瘡の予防と治癒に非常な効果を発揮しています。
・ビタミンA1日の必要量男性650µgRE女性550µgRE
・ビタミンC1日の必要量100㎎
・ビタミンE1日の必要量男性7㎎女性7㎎ (目安)
【おススメ補助食品】
・リポカプセルビタミンC
◎アルギニン
必須のアミノ酸、炎症など褥瘡の場合積極的に摂取したい。
・1日の必要量成人で約5~7g
【おススメ補助食品】
・マイシード亜鉛配合
◎水分
過剰の水分補給は皮膚の耐久性を低下させるので注意
・1日の必要量食品の水分と別に1L以上(成人や高齢者)
◎摂取エネルギー
年齢、体重、疾病、活動量などで必要エネルギー量は大きく異なります注意
・褥瘡治療時の必要量の目安25~35kcal/kg/日
褥瘡対策でもこれだけの栄養素が必要になります。
■まとめ
おススメ補助食品は一部なので他にも栄養がとれるものがあります。褥瘡の対策をするために体のバランスが重要です。内側の食事の栄養も必要ではありますが、外側の体のケアもかかせません。
褥瘡ケアには効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。