- 2019-6-11
- 褥瘡(床ずれ)
床ずれ(褥瘡)は、身体障碍(脊髄損傷)の方や寝たきりの高齢者に多く発生が見られます。それ以外に疾患(糖尿病)持ちの方など様々ですが、痛みを感じる多くは疾患持の方や老化の高齢者に多く存在します。脊髄損傷の方は下半身麻痺の方が多く、痛みを感じません。今回は、褥瘡の痛みをどう対処していくかを考察していきます。
床ずれ(褥瘡)の発生
そもそも、褥瘡の一番の原因は継続的な圧迫です。一般の健康体の人なら長時間寝ているときや座っている時も、身体が勝手に寝返りや動かす動作が入ります。しかし、感覚がない方やお年寄りはそこが疎かになるのです。体位変換や動かすことをせず、その状態で圧迫が続き健康状態や栄養なども相まって床ずれが発生するのです。
床ずれ(褥瘡)の痛み
発生する箇所は、腰回りが多くなる傾向があります。感覚がない下半身麻痺の方などは痛みが感じられないので、床ずれが発生した症状を見抜けません。ですから、自身でしっかり体の観察をおこなうことが望ましいです。
感覚がある高齢者の方や疾患持ちの方などは、感覚があるので症状がでたら痛みがあるはずです。深達度にもよりますが、傷が大きくなれば痛みも倍増します。自宅なのか介護なのか病院なのかで、処置や緩和もかわってきます。
床ずれ(褥瘡)痛みの緩和
下半身麻痺の方などは傷を見て痛々しいと思いますが、感覚がないので痛さもなく処置もその傷に圧迫がかからないよう避ける事と傷の処置になります。寝たきりの高齢者や疾患持ちの方も同様になりますが、高齢者などは動かす事も嫌がる方もいるので、クッションなど挟み、体を少し傾けて緩和を行うことも必要です。どちらも痛みの感覚があるかないかの違いはありますが、床ずれの処置等は結局同じことを行うわけです。傷の部位の定期的な体位変換と処置をしっかり行うのが必要です。
まとめ
感覚がない方の床ずれ(褥瘡)は、傷ではなく発赤から始まりなかなか見抜けない傾向があります。皮膚の赤みを見つけたら日頃の体位変換はもちろんの事、医師や担当医に早期の相談が必要になります。感覚がある方も寝て座って腰回りに痛みを感じたら、よくその箇所を見るかやはり医師や担当医に相談することをおすすめします。
また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。