アーカイブ:2018年 3月
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床ずれの処置と感染兆候の観察 治癒を早めるために
床ずれを起こした部分(創傷部分)は、常に感染症をおこすリスクにさらされていると考えておきましょう。 床ずれを起こすと、皮膚組織が損傷し、炎症や感染を起こす菌や病原体が体に入ってきやすい状態にさらされます。 皮膚は、外…詳細を見る -
デブリードマンが必要な褥瘡かどうか 炎症の状態から考察
観察をして壊死組織が多い褥瘡は、その壊死細胞を取り除く処置が必要になるケースが多く、溶解、またはデブリードマンのような外科的処置を行います。 ただ、壊死が認められた褥瘡は、なんでもデブリードマンをすれば治るというわけで…詳細を見る -
褥瘡と「脱水」にまつわるあれこれ 内的・外的な治療法
継続的、長期的な治療と観察を要する褥瘡は、その間に創傷部分の状態が刻一刻と変化していきます。 創面と皮膚をいい状態に保って、徐々に回復させていく必要がありますが、治療や処置の効果がすぐに現れにくいため、創の直接的な処置…詳細を見る -
褥瘡の創傷部分に行う処置 適した環境づくりと創保護
体に外傷ができれば、その部分に薬を塗布し、傷口を広く覆って経過を見るというのが一般的でしょう。慢性化しやすい褥瘡の場合も、基本的な処置方法は同じです。 しかし、再発や創の進行を止めるための処置という見方も必要です。創傷…詳細を見る -
褥瘡の経過観察と予防 危険因子となる疾患にも注意を
人それぞれに、病気や外傷を抱えて入院や安静の時を過ごしているでしょう。 毎日、同じ姿勢をとり続けることによって、褥瘡の発生リスクは高まります。 寝具や体位変換、ポジショニングに薬の使用など、褥瘡を予防するためにはさま…詳細を見る -
褥瘡の治癒判断をおこなう基準と予後のケア
褥瘡が発生したら、創傷か所の処置と外用薬の塗布に加え、治療を続ける環境や生活スタイルを含めた包括的かつ継続的なケアと予防が必要になります。 一度、褥瘡を発症した部位は、皮膚の表面(上皮)がふさがったとしても、層が薄くな…詳細を見る -
デブリードマンと感染創 環境整備と早期発見がカギ
皮膚のずれや圧迫によっておこる褥瘡は、発生する環境によって患部の状態や進行、治癒までにかかる時間が変わってきます。 特に、寝たきりの患者や高齢者は、皮膚乾燥や痩せによって褥瘡そのものを発生させやすい上に、仰臥位(仰向け…詳細を見る -
深い褥瘡に行ったデブリードマンの看護と処置方法は
褥瘡は、その深さをDESIGN-Rで5段階に評価して状態を把握します。 浅い・深い褥瘡に大別することができますが、初期の褥瘡は、発症しているかどうかの判断があいまいになりやすく、正確な判断をすることができるまでに、1~…詳細を見る -
褥瘡が発生しやすい部位の病態評価と見方
人の体は、骨格と筋肉、脂肪、そして体表を覆う皮膚のバリアによってその形を維持しています。体の中心に位置する骨盤、大転子部と、後頭部、肩甲骨はなかでも太く大きな骨の代表です。 骨が大きく突出している箇所は、全般的に筋肉や…詳細を見る -
褥瘡と患者の状態を評価する「スケール」の種類
看病や経過観察が必要な安静状態の人は、常に褥瘡が起こるリスクを把握しておかねばなりません。 しかし、看護や介護を担う人の主観や見た目で状態を判断していては、治療方法が定まらず、適切な処置が行えない可能性もあります。 …詳細を見る