- 2019-6-27
- 血行促進
血流が悪くなることで、身体全体になにかしらの問題が発生することがあります。逆に血流がよくなることで、様々な疾患への対策がでてくることもあります。血流を大きく変えるのは、日々自身が食べる物にもよります。今回は、血行を促進する成分を考察していきます。
始めに血流を悪くする原因とは?
人それぞれ、血流を悪くする原因があります。例えば心臓機能の低下や動脈硬化、心疾患や運動不足、生活習慣など原因を探すときりがないわけです。日々、自身が食べる物により血流が左右され、場合によっては血流悪化を引き起こしかねません。食べ物をちゃんと補えば、血流促進に繋がり病気を未然に防ぐ可能性が出てきます。
血流を良くする食べ物成分
納豆キナーゼ
納豆といえばネバネバですが、このネバネバの正体こそが「納豆キナーゼ」で、血栓などを溶かす効果があります。気を付けてほしいのは、ワーファリン薬を服薬している場合、納豆のビタミンK成分がワーファリン薬の効果を弱めてしまうので、気を付けなければいけません。間違えていけないのは、野菜に入っているビタミンKは含まれません。
クエン酸
酸っぱい物、例えばお酢類や梅干しに多く含まれるのがクエン酸です。疲れた体に役立つ疲労効果などがあり、血小板(血液に含まれる細胞成分の一種)が集まってしまうのを防いでしまう効用がありまます。
DHAとEPA
血管の弾力性を高め、赤血球の柔軟性を向上させる効果のDHAと、血栓をつくりにくくし血流に良いのがイワシやサバ、サンマなどに多く含まれるDHAとEPAになります。クロマグロとミナミマグロのトロや赤みなどには多くは含まれていません。カツオなどにも多く含まれていますが、春獲れ初鰹にはこちらも多くは含まれません。魚の種類によって異なるようです。
ポリフェノール類
コレステロールの酸化などを防ぐ効果があるポリフェノール類などは、赤ワインとブドウや緑茶、ココアなどに含まれています。この中でも、赤ワインは適量が1日2杯となっていて、ブドウなどの果糖は摂りすぎに注意が必要です。
強力な抗酸化作用があるポリフェノールの一種「カロチノイド」は、動脈硬化の予防に役立ちます。「カロテノイド」とも呼ばれ、人参やブロッコリー、トマトに多く含まれるリコペンが一般的になります。ケルセチンというポリフェノールは脂質類の吸収をさまたげ体外へ排出する働きがあり、玉ねぎに多く含まれます。
アルギン酸
昆布やワカメのぬめりの食物繊維が「アルギン酸」です。コレステロールの吸収を抑え、体外へ排出する働きがあるのがあります。
ビタミンEとC
動脈硬化の予防に、ビタミン類の中で抗酸化作用が強い「ビタミンEとC」が予防に必要とされています。ビタミンEとCは酸化しやすいので、同時にとると効果的です。
代表的なもので、「ビタミンE」はカボチャ・アスパラガス・シュンギク・ニラ・サケ・サバ・ナッツ類・キウイフルーツがあります。「ビタミンC」が多く含まれているものは、イチゴ・レモン・オレンジ・キウイフルーツが果物類で、その他にサツマイモ・ピーマン・コマツナが多く含まれます。
まとめ
動物性脂肪の中で血液をサラサラにする食べ物は魚以外ではほとんどないため、肉類は食べ過ぎないことが必要です。血液をサラサラにする食べ物は、上記以外にもいろいろあります。バランスよく食することが重要です。
褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。