床ずれケア大切なことは?

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床ずれはどんな病気なのかと言うと、皮膚を長時間圧迫していくことで血の巡りが悪くなることで、傷になり酷くなれば壊死していく疾患のひとつです。床ずれが発生するのにもいろいろな要因があり、それをケアしてクリアしていくことで治癒に繋がります。
今回は、床ずれに大切なケアと原因を考えていきたいと思います。

局所的要因とは?

〇加齢による皮膚の変化
高齢者などは歳を取るにつれ身体や皮膚が弱くなっていき、床ずれが発生する原因のひとつになります。

〇摩擦とずれ
ベッド・車椅子など、移乗や移動する際に床ずれになる可能性があります。

〇失禁と湿潤
紙おむつなどの蒸れや尿漏れなど、不衛生にしていることで床ずれが発生することもあります。

局所の皮膚疾患

うっ血性心不全や骨盤骨折、脊髄損傷、糖尿病、脳血管疾患の方は床ずれが発生する確率が高い疑いがあります。

全身的要因とは?

〇低栄養
身体に充分な栄養をしっかり取っていない方は、床ずれが発生する原因のひとつになります。

〇痩せ
床ずれは骨が突起している部位に多く発生する可能性があり、痩せている方は皮下脂肪が減少し床ずれとなる可能性があります。

薬剤投与

糖尿病やアルツハイマーなど、薬物による薬剤誘発性褥瘡で床ずれを発生させる疑いがあります。

社会的要因とは?

〇介護力
入院していても自宅でも褥瘡に対するケアは同じです。自宅の場合、病院の医療機器などを使えずマンパワーもかぎられます。体圧分散用具やドレッシング材は保険がきかないものもあり、本人負担となる場合もあり配慮が必要になります。

〇情報不足
床ずれに関しての福祉制度やサービスなどの情報の不足が原因にあげられます。

〇経済力不足
床ずれに対しての病院へ通院や処方箋などに対して、何かしらの経済力不足が要因となる疑いがあります。

まとめ

床ずれは、いろいろなことが重なり発生してしまいます。床ずれも初期段階なら個人で対処が可能だったものも、重症化し皮下組織よりさらに深層に達した場合には、「植皮 術」や「皮弁 形成術」などの外科的な処置が必要になることもあります。発生を防ぐ為に、日頃からのケアをしっかりおこなっていくことが必要になってきます。

また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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