尾てい骨の床ずれを治癒するには?

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床ずれは、体の動作ができる一般の健常の方には患いにくい疾患になりますが、動きが制限されるような寝たきりの高齢者や神経が切れている(脊髄損傷)障がい者の方に多く発生しやすい状況が多々あります。今回は、特に腰回りの尾てい骨にできる床ずれの疾患を調べていきたいと思います。

床ずれの発生する状態とは?

本来、健常者の方は就寝中にしびれたり痛いと感じたら、寝返りがうてたり体を動かして緩和することができますが、寝たきりの高齢者や脊髄損傷の神経がきかない人は痛みを感じないことがあります。

状態をそのままにしておくことで、その部位の血流が悪くなり、傷が圧迫され発赤という症状になります。その箇所の皮膚を継続的に押さえ続けることで、水疱から破けて傷になっていくのが床ずれです。

発生が多い箇所は

床ずれが一番多い箇所が腰回りになります。一番体に負担が多く、尾てい骨などはベッドに横になる状態でも、座位でもかなりの圧がかかります。体位変換などで、しっかり除圧をしていかないといけない箇所になります。

どのような緩和が良いのか?

床ずれの一番の原因は圧迫が多いので、取り除く為にしっかり体位変換やプッシュアップなどを、2時間から4時間の間で行えば緩和が望めます。何かしらの疾患持ちや高齢者で動かすのが難しい方などは、クッションなどを挟んで圧を取り除くことが緩和の方法になります。

尾てい骨に床ずれが出来たら?

自身でなかなか探しづらく発見した場合には、悪化が進行していることが多々ある箇所になりますが、その部位を避けての体位変換が重要になってきます。ベッドや移乗の座位の場面も多くなる場合は、その際にぶつけたり擦ったりしないよう、傷の上にガーゼや外用薬無しのドレッシング材を充てておくことが必要になります。

発赤のうちにしっかり安静にして、床ずれに対処していけば酷くなる前に治癒が望めます。
自身でも見えにくい箇所になるので躊躇せず、担当医や医師の判断を仰ぐことも必要になります。

まとめ

油断しているとどこかしらにぶつけたり、床ずれになる可能性は障がい者や高齢者に関しては高くなります。日頃からプッシュアップや体位変換など、しっかり自身でケアを行うことが床ずれに対しての予防になります。

また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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