しびれと痛みを見逃さない 原因を探るチェックポイント

0139

しびれや痛みは、通常感じえないひとつの自覚症状としてよく用いられる表現ですね。「なんとなくしびれる」「ちょっと痛かったけどすぐに治った」というような表現を、日常でも繰り返す場面があるのではないでしょうか。

健康で普段通りに生活をしていれば、これらの症状は感じません。継続する痛みやしびれは、それだけ体に何かしらの変調が起こっていると考えてよいでしょう。

○自己判断せずに診察を受けましょう
昨夜は痛みがひどかったけれど、今日は朝から調子がいいから大丈夫・・・
加齢や疲労度合によっては、このような会話があるのはそう珍しいことではないかもしれません。しかし、このような会話が繰り返されるとなると話は別です。一時の痛みやしびれが繰り返して起こるというのは、普通の(健康な)状態とは言えません。一時の痛みを市販の鎮痛剤で逃し、その場をしのいでいる人も少なくないのではないでしょうか。

痛みやしびれの根本的な原因をきちんと把握するためにも、どこが痛いか、どのようにしびれるかを日ごろから意識してチェックしておきましょう。

●受診に医師に伝えたい項目をまとめる
神経内科や外科、整形外科の医師は、痛みやしびれの症状と多く向き合ってきたプロです。その医師に自分の不調を分かりやすく伝えるには「痛い」「しびれる」というだけでは不十分です。

少ない情報の中から、医師はどの病気が潜んでいるかを具体的に探ります。そのための材料として、チェックしておく項目をお教えします。

・しびれや痛みの起こる部位は 右手・左手・右足・左足
・症状がずっと続いているか 繰り返し起こるか
・症状は変わらないか だんだんひどくなっているか
・しびれや痛み以外に症状はないか 他に気になる症状があるか
・いつ頃からその症状が始まったか
・麻痺や力が入らない感覚はないか
・ひどくなる生活シーン 冷やす・温める・動かす・入浴中・お酒を飲んだ
・症状が和らぐ生活シーン(上記同様)
・治療中の病気と服用薬

○生活習慣からくる痛みやしびれ
人間は長らく同じように繰り返す生活に慣れが生じます。例えば足を組む癖や、片方ばかりで持つ鞄、噛み癖、猫背などは、習慣となってしまうと改善が難しくなるものです。痛みを感じる原因が生活習慣による場合は、無理に直そうとするとそれがかえってストレスになってしまいます。

気付いた時にちょっとストレッチをして血行を良くする、背筋を軽く伸ばす、これらの行動で体のこわばりを解消することができます。同じ姿勢を撮り続けると、どこかしらに負担がかかり続けます。適度に体全体を動かす時間を取り入れるようにしましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る