褥瘡における湿潤とは?

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褥瘡は多く発生するのが、長時間の圧迫による原因ですが、それ以外にも湿潤(しめりけ)などでもできてしまう可能性があります。皮膚の刺激で多数のことが重なり、発生してしまうことが考えられます。今回は湿潤(しめりけ)によって、どんな症状で「褥瘡」が現れるのかを、調べていきたいと思います。

湿潤の行為 「尿漏れ」

寝たきりのお年寄りや障がい者の方に多くあるのが、尿漏れになります。ベッドなどでその状態で長時間過ごしたり、綺麗に清拭しきれていなければ、その箇所の皮膚がふやけて「褥瘡」が発生します。

湿潤での「褥瘡」で一番の原因は、この尿漏れが関わっています。オムツかぶれなども一つの原因です。自身でしっかり換気を促し、特に寝たきりのお年寄りなどは、体位変換も容易ではないため、こまめなオムツ交換などが皮膚も弱くなっているので望ましいです。

湿潤の行為 「汗」

汗をかいた状態は湿潤が発生する原因になります。清拭やシャワーなどでしっかり洗い流し、取り除くことが望ましいです。

湿潤の行為 「風呂上り」

湯船やシャワーにより体を清潔にたもつことは、すごく「褥瘡」にとって効果的ですがお風呂上がりの体の拭き残しなどにより、湿潤になる可能性があります。上半身は良いとしても下半身の拭き残しはふやけの原因になり、「褥瘡」が発生する可能性がでてきます。

湿潤皮膚保護のためのクリーム等

撥水効果のあるクリームを手袋を用いて、多めにクリームを皮膚に伸ばして塗布することも重要です。スプレータイプもあります。

クリームタイプ

セキューラ(スミス・アンド・ネフェー)
リモイス(アルケア)

スプレータイプ

ソフティ(花王プロフェッショナル・サービス)

湿潤療法

湿潤の環境下で褥瘡の治癒をうながす治療法もあります。湿潤療法が可能なのは、良好な肉芽組織がある褥瘡のみ適用されます。綺麗な創面に対して行う必要があるため、環境を整えることが先の条件となります。

まとめ

「褥瘡」が発生するのは、いろいろな原因が関係しています。圧迫が発生させる一番の症状になりますが、皮膚の老化や日頃の状態で簡単に悪化します。体位変換(除圧)やプッシュアップなども重要ですが、身の回りを清潔にすることも肝心です。自身では、体の状態を良くするための食事のバランスなども心掛け、皮膚を強くすることが望ましいです。

また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。

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