- 2019-10-25
- 褥瘡(床ずれ)
床ずれが発生してしまう場合、いろいろな原因が重なって傷になっていきます。同じ場所への圧迫や栄養不足、不衛生、何かしらの疾患持ちなど原因は様々ですが、一番の原因は骨が突起している箇所の持続的な圧が考えられます。今回は、床ずれをどのように対策すればいいかを、調べていきたいと思います。
床ずれ対策1
最初の考えとしては、「圧の緩和」になります。長時間の皮膚の接触を避けるよう、ベッドや車椅子などへの接触面を、傷がない箇所へと時間ごとに体位変換やプッシュアップなどをおこなうことが大切です。圧をしっかり緩和できる状態を作ることが、床ずれにならないよい方法になります。
床ずれ対策2
次に対策を考えるのは、栄養を十分にとっているかも重要です。床ずれに関しては、カロリーやタンパク質アミノ酸、ビタミン、微量元素などバランスよくとって皮膚を強くし、血流の流れをよくすることで、床ずれになりにくい体を作ることが大切です。なかなか栄養を採取できない方は、サプリメントなどで補って使用すると効果的です。
床ずれ対策3
圧迫や栄養の他に不衛生も床ずれの原因となります。主に考えられるのは、オムツかぶれなど尿漏れなどの皮膚の爛れなどが原因となるので注意が必要になります。また、汗などにも対策が必要になるので、お風呂などで体を洗い流しましょう。入れない人などは、清拭などで対処するのも効果的になります。
床ずれになってしまったら?
傷になってしまったら圧の緩和以外にも処置が必要になります。傷の深さでかなりかわってきますが、自身でまだ処置ができるようであれば薬剤入りのドレッシング材を貼り、1~2週間張り付けて様子をみます。
初期の段階の傷はある程度の緩和とドレッシング材を張り付けることで、うまい具合に治癒する可能性もあります。それ以上に床ずれが進行するのであれば、病院を受診し担当医師に傷を診てもらい判断を仰ぐことが望ましいです。
まとめ
床ずれを簡単に考えてはいけません。早いうちの治癒が望めるならそれにこしたことはないですが、傷が悪化すれば高熱をだし感染症や間違えると命にかかわる危険もでてきます。
日頃から対策をおこなって、床ずれに負けない体作りを考えましょう。
また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。